「問題の所在」なのか、「問題の設定」なのか

原子力発電が問題を起こすと原子力発電自体に罪はないという原子力発電擁護の意見が出てくる。宗教が問題を起こすと宗教自体には罪はないという宗教用語意見が出てくる。芸術作品が問題を起こすと芸術作品自体には問題はないという芸術作品擁護の意見が出て…

それぞれの素材で同じこと伝えようとしている

わたしとしてはヘーゲルのいう「意識がなす経験」の「道」をこうとらえたい。(←鷲田清一の記述の真似じゃない。でも見かけは同じですね)。 ・・・ いつもと同じに生きている。そう生きていることは生きている自分にはわからない。気がついた時には生きられな…

「呼びかけ」「呼び戻し」について

君、あなた、お前、汝、ワレ、奴、など(←「カテゴリー」の言葉)。 佐々木悟、安倍晋三、など(←「名前」の言葉)。 佐々木悟は相手を「名前」で呼ばず「カテゴリー」で呼んだためか、失った人がいくにんもいる。失いたくなかった。 「ことばという関係の本質は…

プリンセスプリンセス・村上春樹・太陰太陽暦

プリンセスプリンセスの曲『M』は、なぜMなのでしょう。 その歌詞「あなたの声聞きたくて 消せないアドレスMのページを 指でたどっているだけ」の「消せないアドレスMのページ」と「星が森へ帰るように 自然に消えて ちいさな仕草も いつまでもあなたしか見…

パスカルの格言は何度も繰り返される?

夏休み小学生の時、銛を使って川で魚を採っていたら、見知らぬ少し年上らしき男子が遊びに加わってきた。東京からだという。そしてひと言。「この川で銛を使ってはいけないはずだよ」と言った。遊んでいた僕たちはそれは知っていた。しかし伝統的にみんな使…

〈読む〉ことを通して精神的生命力を取り戻す

なぜ子供たちはあまり読書をしないのだろう。理由を挙げてみる。解決策も記したよ。 ・本がない。 (←本屋や図書館や研究室に行けばあるよ。他にもあるかもね。探してごらん)。 ・本はあるが読める状況にない。例、読もうと望まない。忙しくて読めない。読み…

新しい日々がはじまる

教職に就くとわかりやすいのではないでしょうか。児童・生徒・学生を総称して「子ども」と呼べば子どもには様々な人がいるということが。そのうちのひとりには教職に就いた自分が、自分が担当するクラスの例えば児童だとしたら「意識の届く範囲、届かない範…

「自己肯定できない良い子」が現れる道筋と大衆迎合主義から発生する事件?

「自己肯定できない良い子」はどのような道筋で現れるのだろう。例えば校長を指導する立場にある教育委員会のメンバーが指導をしつつ違法行為もしていたとする。校長は多くの場合、指導に従う。が、教育委員会のメンバーが違法行為をしていては、指導に従っ…

同級会について

学校生活は意味にあふれている。では同級会の働きとは何であろうか。「近況を報告する」だけだろうか。あるいは「昔はよかったね」と過去を懐かしむだけだろうか。エンカウンター・グループでいうところのシェアリングの働きがそこでは期待されているのでは…

ラカンと時間

1分目(いっぷんめ)の次を2分目と仮設する。1分目から2分目に至ろうとすると、そのあいだは60秒ある。あいだに何があるのかは知ろうとしなければわからない。1秒目と2秒目のあいだも六十で区切ればそのあいだには〈1/60秒〉が六十個あることになる。さら…

オ・ペダナ・ナ・コメフ・ト・デダナ・ト・コメフ

物-例えば石-は音をたてない。たてるとすれば、音をたてるように人工的につくられた物の音か、幻聴だ。が、音をたてるはずのない物から音を聴いたという報告の内容を「幻聴」に分類し、薬を処方するだけが精神科医の仕事だろうか。 古代のキリスト教会では…

ならずになる(変化-生成する)

時折、「この人、凄いな」と思う人に出会いませんか。その時、その人の「凄さ」が自分でわかっているということですよね。だとすると自分でもそう成れそうな気がしないでしょうか。しかしなぜか成れない(成れていない)とも思いませんか。一度くらいは自分も…

群論的操作(例えば「ルービックキューブ」)は視野をシェイクし・再構成する

中井久夫さんはその著『こんなとき私はどうしてきたか』で次のように述べています。「境界例の患者が入ってきたりすると、治療方針をめぐって病棟が割れることがしばしばありますね。そんなときにはスタッフに休んでもらうのも必要です。車を走らせてぱぁっ…

「誤配」なんてありえるのかしら?

怖い夢をみてはっと起きてしまうことがある。夢は体丸ごとでみているのだろう。体丸ごとで夢みているとき、その体はベッドならばベッドの上にあるが、夢遊病者的に多少なりとも動きながら夢みているのだろう。その動きはひとつに例えば「寝返り」とよばれる…

〈なる〉というのは間違いですよ

先日、以下の書き物した。 ・・・・・・ 2017-02-21 教育者は、哲学的思考との共存、そればかりか芸術的思考との共存の決意を表明する 例えば善者vs悪者、男vs女、教員vs学生といった二項対立で社会システムを考えていた時代、弱者は悪者であり女であり学生…

教育者は、哲学的思考との共存、そればかりか芸術的思考との共存の決意を表明する

例えば善者vs悪者、男vs女、教員vs学生といった二項対立で社会システムを考えていた時代、弱者は悪者であり女であり学生であった。その者らは敵つまり善者、男、教員からの自由を叫んだ。が、自由にした先には何もなかった。見かねた社会学者が「自由とは何…

体育、音楽、国語、保健室

「勉強はできないけど野球があれば生きていける」と宣言している少年同級生を見ながら僕は「すごいな」と思っていた。なぜか。「大学合格=甲子園出場」で考えた場合、甲子園出場の方が難関だと自分は思っていたが、その難関さにチャレンジしようとしている…

「上書き保存」的恋愛、「名前を付けて保存」的恋愛について

「女性は(過去の)カレからの手紙は全部燃やす」「男性は(過去の)彼女からの手紙を後生大事に取っておく」という傾向があるときく(今の若い人は手紙を書かないかもしれないからわからないかもしれない、が)。この傾向は、女性の恋愛は「上書き保存」(…

バレンタインのチョコ頂きました。

バレンタインチョコもらった。うれしい‼ (独身約四十歳彼女なし男) ◇ 嘘だよ。いわゆる「自分へのご褒美」しました。ところで「自分へのご褒美」している〈自分〉って誰かな。「自分」ではないよね。「もうひとりの自分」としたくなるがそうして「自分」へ…

『思想の中の数学的構造』(山下正男)を読みつつ考えている事

ハイデガー、レヴィナスは二人とも「ある」について述べているが違う。ハイデガーは「ある」とは「与えられてある」といい、レヴィナスは「すべてを奪われた後になおある」というように「ある」について述べている。 さてアップした「ベン図」は、台形、平行…

「保守論者」について

例えば憲法を題材として…。どんなに素晴らしい憲法草案でも一旦同意したら後は権力者が好き勝手にする可能性は否定できないので改憲には賛成できない、今まで上手くやってきていることがあるのだからそれでいいじゃないかという論者を「保守論者」とすれば保…

『四角形の変化生成図』で無名の四角形の名を明るみに出す試みについて

「口」についての慣用句を調べていたらその多さにとても驚いた。 ・・・ 口を開け。口が上がる。口がうまい。口うるさい。口がおごる。口が重い。口が掛ける。口が堅い。口が軽い。口が腐っても。口が肥える。口が裂けても。口が過ぎる。口が酸っぱくなる。…

最後について

数学は天吾に有効な逃避の手段を与えてくれた。数式の世界に逃げ込むことによって、現実というやっかいな檻を抜け出すことができた。…(略)…数式の司る世界は、彼にとっての合法的な、そしてどこまでも安全な隠れ家だった。(村上春樹『1Q84』) ◇ そう…

「四角形の変化生成図」を書いた別の理由

「四角形の変化生成図」を書いた、ひとつの理由は「〈ひと〉」の「意識がなす道」を幾何学的に理解してみることだった。(それにしても相変わらずこの図が見つからない。数学では書かれていないのだろうか)。ここでもう一つ示しておく。 … 鶴見俊輔さんは『限…

藤森さんの建築

藤森照信さんの最新作『草屋根』『銅屋根』『栗百本』には、今(2016年)から45年前の藤森さんの卒業設計「橋 幻視によってイマージュのレアリテを得るルドー氏の方法」の面影がうかがえると思うのは私だけなのだろうか(それともその筋では有名なことなのだろ…

「プログラム」について

公的な文章ー例えば『学習指導要領解説』ーの目次に付せられている数字間のプログラムはどうなっているのだろう。1章、2章、3章・・・と続く事から推測するに、1+0=1、1+1=2、2+1=3・・・といったプログラムでもありえているのだろうか。だとしよう。では…

回天から

〈学級崩壊〉し担任が休職や退職に追い込まれたクラスの後任の担任に入ることと、特攻機・回天で敵軍艦に飛び込むことは何が同じで何が違うのだろう。担任や回天に勝ち目がないことは同じだ。うむ。確かに敵軍艦と「困っている子ども」(行政語)は違う。違う…

〈現実〉が演劇に見える、と

細部までありありと思い出せるのに、ある意味では現実よりも鮮明なのに、結局は何も結びついていないリアルな夢。でも僕にはとても好ましい出来事であるように思えた。とても限定された形での心の触れ合い。二人で力を合わせて幻想なりイメージなりを尊重す…

語る

以下、鷲田清一『死なないでいる理由』「教育の臨界点」から。 …… 授業中に平気で後ろを向いておしゃべりしている子、大声でアニメの主題歌を歌う子、教室をぶらぶら歩きまわる子、机の上を走りまわる子、ぶらり外へ出ていく子。紙飛行機が飛びかい、悪口の…

○増殖している(?)「私」からの離脱 下校途中、一緒に帰っていたと友達とサヨナラするとき今の女子高生は「お疲れ~」といってサヨナラするらしい。実際、僕も聞いた。それを聞いた時、自分は「お疲れさま」などといってサヨナラする文化は大人の職場の文化だ…

〈教育〉と〈学び〉の関係についてのメモ

「児童・生徒・学生が、教育内容に身を通して、その身を教育内容に成らせて、教育内容と化した身を運用することでテストでできるだけよい得点を取る」という学習形態をここでは〈勉強〉と定義する。他方「児童・生徒・学生が、教育内容に身を通して、その内…

『どっちつかずとらしさと』

昔、教職に初めて就いた頃、私は子供たちがあまりにも私の指導どおりに動くのでいささか子供が怖くなった、ということがあった。私の指導はその子供らしさを失わせているのではないかと心配していた。ここでの「その子供らしさ」とは、村上龍『ラブ&ポップ…

『中ほど開かれた経済理論へ』

「ある」はずのものがない。これを逆からいえば「ない」があるといえる。一度も「ある」がなかったらどうだろう。「ない」だけがあるといえそうだが、「ない」だけがあることは認識できるのか。できないのではないか。だが確かに「ない」(らしき)はあるよう…

『実に飛びつけ?』 最近はあまり聞かなくなったが僕が子供だった頃の大人は子供だった僕や友によく「将来、何になりたい?」と尋ねていた。僕は「大工さんになりたい」と答えていた。「理由は?」と尋ねられると「定年がないから」とおませ的な返答をしていた…

「ブログ」はじめた

おはようございます。気持ちのよい朝です。外は快晴です