方法について

〈方法〉の「ほうほう」というものがある。鷲田先生の著『反・方法主義』の‘ホウホウ’は、ここでいう〈〉の方法にあたるだろうか。内田先生ならばここでいう「」の‘方法’をそういわない(表記しない)かもしれない。 〈方法〉は決まりきった仕事をする時は大切…

仕事と新自由主義についてのメモ

仕事は仕事している自分を忘れているからその仕事ができるというところがある。仕事をしている最中に仕事をしている自分に気がついてしまったら仕事ができなくなる。気がつかないひとは一生、気がつかないとも聞く。なぜ気がつくことが起きるか。その仕事が…

わからない関係、関係の〈外〉へと関係を開く関係として生きている

「ある」が現れてしまっている。なぜ現れているのか。かつての「自分」が「ある」を起点として生きていた関係が切れてしまったから。それは「いつもの生活」に生きられていないということだ。どのような関係が切れてしまったのか。わからないとしかわからな…

数学人間学 期末試験問題

数学人間学 期末試験問題 問題 ある正三角形の重心を軸として頂点をずらしながら同じ大きさの正三角形を書き重ねていくとその都度、ある多角形ができる。さらに書き重ねていくとある瞬間その多角形が円形にしか認識できなくなることもある。しかしそうした多…

道徳の授業の指導案の予想される生徒の反応の欄に書かれていそう風にしてみた

A「佐々木さんは日本人なので北朝鮮から出て行ってください」 B「差別は禁止です。嫌ならAこそ出て行ったらどうですか」 Ⅽ「差別禁止を押し付けるBが私は怖い」 Ⅾ「そういうあなたは佐々木さんに対するAの差別を肯定するのか。自分も差別は禁止だ」 E…

「ホイミ」の如くを唱える

「ある環境に依って生きている自分」=『「自分を自分いたらしめている自分以外の存在」にもわかるようにした「ある環境に依って生きている自分」』に於いて「確かにあると感じている存在」(=「ある環境」)がありえると、同時に「そのひとらしさ」も誕生…

時代の方針に生きつつも、同時に、いつでも現状以前に戻れること、そしてそこからもう一度、生きる準備もする

怒鳴られなければ静かにできない児童生徒がいる。その児童生徒は怒鳴らない教員の授業では騒がしい。授業にならない。こうした児童生徒は教員の授業の力量に問わずいる。 しかし怒鳴る教員と怒鳴らない教員が覇権争いするようなことはない。「私たちは怒鳴る…

満足して死ぬか、死を忘れたまま死ぬか

どんなに努力しても対象の全てを知ることは不可能。ひとつはどうしても知りえない。しかしそのひとつは対象を知ろうと望み、実際に知っていくうちに、知ろうとしている対象にないものとして知ることはできる。ただし知ったことを再現することに力を注ぐと知…

〈ぼんやり〉からの脱却

例えば机の上に鉛筆がある。鉛筆を机の上からどかせば机の上に鉛筆は無い。もともと机の上に鉛筆が無ければ「机の上に鉛筆が無い」とはいわない。が、確かに鉛筆は無い。この時、無いものは鉛筆に限らないが、鉛筆が無いことも含まれている。含まれているが…

(無題)

教育学部の入試に、面接を取り入れる大学が増えている。今春の入試で面接を課したのは、教員養成課程のある国立大学の半数に達した。精神疾患で休職したり、わいせつ行為で処分を受けたりする教員が後を絶たない中、大学側は受験生が「未来の先生」にふさわ…

神話なのか〈ひと〉の生態なのか

昔、丘に住む人々はその時まで幸せに暮らしていました。その時あるひとりの少女がいつものように生きられなくなりました。体に不調が起きたのです。幸せな暮らしはいくぶん衰退しました。丘に住む人々のある者は海へある者は山へと入っていきました。そこで…

小中学校の九年、夫婦生活の四十五年

「ある」がある。それは生成・変化(へんか・せいせい)した結果であればなんでもよい。しかしそれはそのままでは「ある」を意識している者の生を脅かす(通常とは「ある」を意識していない時のことです)。その「ある」に「自分の物差し」を過不足なく添えて、…

(メモ)

以下、今朝の朝日新聞、折々の言葉(鷲田清一)から。。 ・・・・・・ かなふはよし、かないたがるはあしゝ (千利休) ◇ 客と亭主は茶会にどのような心持ちで臨めばよいかと問われ、利休はこう答えたという。茶の湯の心に通じた者同士ならよいが、未熟な人た…

自己啓発的営みと外傷性記憶の治療との違いはなぜ発生するのか

「講師が非日常的な研修空間を用意し、そこに受講者を招き、講師が指導ではなく聞く態度をとることで、ある受講者に普段は意識していないその受講者の弱さを語って頂き、それについて時に講師も含めた受講者全員でその弱さを無くすことを目指した助言を与え…

教育とオープンダイアローグについて

「べてるの家」からの報告を貼っておきます。この日記をみたひとは、必ずこの報告を読んでください。 ・・・・・・ 当事者研究全国交流集会 /べてるまつり ー「オープンダイアローグ」リーッカさん、ヘレナさんを交えて 7月28日(金)、当事者研究全国交…

「手のこんだ暴力戦術」について

以下、「ルワンダ虐殺」についてのウィキからの抜粋です。 ・・・・・・ 「ルワンダ虐殺では莫大な数の犠牲者の存在とともに、虐殺や拷問の残虐さでも特筆すべきものがあったことが知られている。(略)。時には犠牲者は自身の配偶者や子供を殺すことを強い…

凝固点が低いから融点も低いという訳ではない(当然な者には当然かもしれない、が)

溶媒を水とする。水と水溶液(=水+溶質)それぞれ冷やすと、水溶液の方が低い温度で凍る。これは凝固点降下が起きて凝固点が下がったためです。他方、その氷が融ける時は、確かに水溶液の氷の方が早く溶け始めるのですが、それは凝固点が低いからではないと私…

「見えているwriter’s dying words」あるいは「見えていないwriter’s dying words」から始めよう?

デカルトの〈我思う故に我あり〉は、そう言い切っている自分も含めて表現するならば「〈我思う故に我あり〉と思う故に我あり」となる。さて自分は自分ひとりで自分だろうか。自分を自分させている他者も自分にはいるのではないか。いるとすれば「〈〈我思う…

「ある」からありえる別の可能性を損なわない科学の仕方について

同じ現象を経験しても、ない人にはないのだが、ある人にはありえてしまうようにしてその現象の内容についての問いが発生する。ないかあるかは、身体を熟させているか否かと、熟させているとしたらその現象を経験している時、その熟さを一旦解除できているか…

「ただ私だけが生きている」から

九人いても誰もいなければ誰もいないまま過ぎていく。ただ私だけが生きている。 誰かいる時はいてしまう。こればかりは私のことながら私にはどうしょうもない。誰かいる時は、いると感じている自分も誕生している。 その時、その誰かをある観点から誰とする…

「自分」の存在様態をかえる

例えば。「自分と自分に親和する誰かには親和性がある。違いはそれぞれのらしさ。親和性はあの第三者(達)にも見出せる。この、基本三者の関係を調節する管理者がいる。管理者の相談にのる管理者がいる。管理者の始祖がいる。この〈基本六者の関係を調節する…

善良な心をリーガルマインドから守るには?

新見南吉『ごんぎつね』(昭和7年)と安倍公房『プルートーのわな』(昭和27年)から。 ・・・・・・ 『ごんぎつね』の要約。 雨上がり穴から出たごんは河原に行った。兵十の漁にうなぎをみつけて逃がすといういたずらをしていた。そこへ兵十がやってきた。…

「頭の良さ」の根底には「泥臭さ」があるはず

私たち日本人が最初に「証明」について学習する機会は、近年では中学二年生の数学における「合同な図形」の証明だろうか。この証明の仕組みは概ね、まず合同条件の確定があって、それは一旦おき「図形Aと図形Bは合同だろうか」という問題にあたったとき、そ…

こうした児童たちは?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 飯田市の小学校の50代女性教諭が、担任する学級で忘れ物の多い児童3人の名前を「忘れ物ランキング」と称して、件数とともに教室に掲示し、校長から注意を受けていたことが29日、分かった。…

ライフコースを考えることを起点として「自分の人生に自分の意のままにならないことがあることはありがたい」「死ぬことは間違いではない」という思いにいたる

ハイデガーは若かりし頃、その哲学を「生老病死」といったライフコースから学んだと聞いたことがある。私も真似してみる。 「産まれる以前がある。産まれる。無我夢中的に生きている。気がつく。自意識あり状態。自意識がなくなる。無我夢中的に生きる。死ぬ…

愛知県で5月、児童ポルノ事件で懲戒処分歴のある教員が、自校の女子児童に対する強制わいせつ容疑で逮捕された。同様のケースは他にもあり、保護者や専門家から教員の採用や処分の厳格化を求める声が上がるほか、自民党の部会も国レベルで処分情報を共有す…

「問題の所在」なのか、「問題の設定」なのか

原子力発電が問題を起こすと原子力発電自体に罪はないという原子力発電擁護の意見が出てくる。宗教が問題を起こすと宗教自体には罪はないという宗教用語意見が出てくる。芸術作品が問題を起こすと芸術作品自体には問題はないという芸術作品擁護の意見が出て…

それぞれの素材で同じこと伝えようとしている

わたしとしてはヘーゲルのいう「意識がなす経験」の「道」をこうとらえたい。(←鷲田清一の記述の真似じゃない。でも見かけは同じですね)。 ・・・ いつもと同じに生きている。そう生きていることは生きている自分にはわからない。気がついた時には生きられな…

「呼びかけ」「呼び戻し」について

君、あなた、お前、汝、ワレ、奴、など(←「カテゴリー」の言葉)。 佐々木悟、安倍晋三、など(←「名前」の言葉)。 佐々木悟は相手を「名前」で呼ばず「カテゴリー」で呼んだためか、失った人がいくにんもいる。失いたくなかった。 「ことばという関係の本質は…

プリンセスプリンセス・村上春樹・太陰太陽暦

プリンセスプリンセスの曲『M』は、なぜMなのでしょう。 その歌詞「あなたの声聞きたくて 消せないアドレスMのページを 指でたどっているだけ」の「消せないアドレスMのページ」と「星が森へ帰るように 自然に消えて ちいさな仕草も いつまでもあなたしか見…