フッサールの「幾何学」(仮)について9

フッサールの「幾何学」(仮)について9 『てつがくこじんじゅぎょう』(鷲田清一×永江朗)のレヴィナスの項の引用句にはこうある。 「〈同〉の審問は〈他〉によってなされるのだ。他者の現前によって私の自発性がこのように審問されること、われわれはこれ…

フッサールの「幾何学」(仮)について8

書いた後にわかったことも記した図をメモしておきます(部分的に拡大したものも)。それとその下にそれぞれ「神像筒形土器」の対応していると考えている部分の写真も貼っておきます。 全体図↓ 頭部と左肩の左の文様↓ 右肩の右の文様↓ 右肩の右の文様の下の文様…

フッサールの「幾何学」(仮)について7

◎土器部分の見かけから この土器の各々の文様の特徴は、非対称さにあるようです。非対称といっても、例えばある事物があるとして、その事物もうひとつつくり裏返して、最初の事物の傍らに添えたというような非対称さではないです。 そうではなく基の事物があ…

フッサールの「幾何学」(仮)について6

フッサールの「幾何学」(仮)と「神像筒形土器」の文様との関係の見通しが今度こそ立ったと思うのでメモしておきます。前回までは大筋は良いようですが足りないところがあったのです。ホントよく「間違え」ますね(いつか論文か本にします。今は疲れたので…

フッサールの「幾何学」(仮)について5―ゲーデルの不完全性定理との関係で-

内田「橋の上と四つ辻は世界共通で「異界との通路」なんじゃないかな」(内田樹・釈徹宗『現代霊性論』)。フッサールの「幾何学」(仮)からしても確かにそうかもしれないですね。橋が図の真ん中の長い線、四つ辻がその長い線の隅々まで含めた線として、ひ…

フッサールの「幾何学」(仮)について4の補足

「フッサールの「幾何学」(仮)について4」で台形、等脚台形、平行四辺形、ひし形、正方形、長方形、たこ形の関係についてのベン図に大きさの関係を導入した。次いで各形が持っている内接円や外接円でつながる線を示すことを試みた。線を示す前の図が図Aです…

フッサールの「幾何学」(仮)について4

○今回のメモは以下の枠組みで本文を書いています 普段通りの生活を一旦やめる。普段通りの生活では気にもとめていなかった事物が確かにあると感じられる(問題の所在)。 Ⅰ【確かにあると感じられる事物】がある。だがなぜその事物なのだろう(他の事物でもよか…

フッサールの「幾何学」を図示する試み、について3

・「一貫した変形」について メルロポンティのいう「一貫した変形」とは、同じくメルロポンティの例えばこの部分に記されていることと関係するといえるだろうか。 「表現の操作は、それがうまく行った場合には、単に読者および作家自身にひとつの忘備録を残…

フッサールの「幾何学」を図示する試み、について2

三つのことについてメモ 一つ目。「他者」と「たこ形」について。 例えば『現象学辞典』の「他者」の項目にはこうある。「主題的な〈対象〉としての他者ではなく、それに先だって私の意識にいつもすでに非主題的に含蓄されているものとしての他者、〈地平〉…

フッサールの「幾何学」を図示する試み、について

写真1 『フッサールの「幾何学」を図示する試み』のその図の書きなおしが書けたのでアップします(写真1)。前回との違いは、今回は「存在」に関する部分の以前と以後の部分を、長方形の後に平行四辺形を、記すことになった点です(写真2、3)。 写真2 写真3 こ…